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コロナワクチンに迷いのある方へ

[2021.08.17]

新型コロナウイルス感染症の第5波は深刻な状況です。

重症者も増えつつあります。東京都の定義では、重症者とは、人口呼吸器やECMOを装着している人、つまり機械の力を使わなければ命を繋ぐことのできない「瀕死」の状態を指します。

中等症2は、酸素吸入が必要な人で、鼻から酸素を送り込む機械が必要な人でもこの「中等症」に分類されます。これ以上の治療ができない病院も多く、一般には「重症」と思われている状態ですが、今この段階に至ってもなかなか入院できないことが増えています。実際、私の周辺の医師達も搬送困難事例を身近に経験するようになっています。

そして第1波の頃は、高齢者や基礎疾患のある人、肥満のある人がハイリスクと言われていましたが、現在は重症化や入院になっている人は特別なリスク因子を持っていない人が多く、高齢者よりも10代を含む50代以下が中心です。以前のコロナとはもう別物と考えなければなりません。

ただし、1点光明はあります。世界で報告されているのと同様に、日本でも、ワクチンを2回済ませた人で、重症者も入院する人もほとんどいないということです。

ワクチンは確実に命を救っています。急に命を落としてしまわないように、どうかワクチン接種を前向きに考えていただきたいと思います。

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