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カーボカウント

【埼玉県さいたま市大宮区】 ★大宮駅前の糖尿病内科★ 

【糖尿病と食事】外来は火PM(田中女子栄養大教授)        

●カーボカウント

①カーボカウントとはこれまでの食事療法とどう違うのですか?

A:食事の炭水化物量を把握して血糖コントロールに役立てる方法です。

 通常の糖尿病の食事法では、食事の摂取エネルギー量に着目して食事量をコントロールしますが、カーボカウント法では炭水化物(糖質)量を重視するのが大きな違いです。炭水化物は食後の血糖上昇に最も大きな影響を与えるため、食事に含まれる炭水化物の量を把握し、朝、昼、夕でなるべく均等に配分した食事にすることが基本です。

 

②炭水化物は1日どれくらい摂取するのでしょうか?

A:1日の摂取エネルギーが1,600kcalの場合、炭水化物は240gです。

 糖尿病における食事療法では、炭水化物の量は摂取エネルギーの50~60%を目安としていますので、1日1,600kcal、炭水化物からの摂取エネルギー量が60%の人の場合、960kcalを炭水化物からとります。炭水化物は1gあたり約4kcalのため、換算すると、1日の炭水化物量は240gとなります。これを3食でほぼ均等になるように分けてとることが望ましいです。1日の摂取エネルギーや炭水化物が血糖値に与える影響は個人差があるため、具体的な方法は主治医とよく相談しておこないましょう。

 

③食事の炭水化物を減らせば糖尿病は改善するのでしょうか?

A:炭水化物は重要な栄養素です。減らしすぎも良くありません

 炭水化物をほとんど摂取しない食事は、一時的に血糖値を改善したり体重を減らしたりすることもありますが、長期的に見ると通常の食事療法との差はほとんどなく、むしろ脂質異常症のリスクが高まることがあります。糖尿病治療は血糖値だけを改善させるこではなく、全身の健康を目指すものです。そのためには、いろいろな栄養素をバランス良く含む食事を続ける事が重要です。

 

 

 

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