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糖尿病性腎症(どうすればいいの?)

糖尿病性腎症(糖尿病性腎症は1~5期に分けられます。)

 どうすればいいの?

【1期】 ほぼ正常な状態です。

 → 血糖コントロールをして腎臓への悪影響を防ぎましょう。

 

【2期】 尿中アルブミンという、尿蛋白の詳しい検査をして初めてわかる程度の状態で、自覚症状はありません。しかしながら、この段階から全身の合併症が進みやすくなることが分かっており、治療に本腰を入れていくサインです。

 → 糖コントロール、血圧コントロール、塩分を控えることで改善することもできます。栄養指導を受けて食事療法を身につけましょう。

 

【3期】 健診などで行う簡単な尿検査で蛋白尿がいつも検出される状況です。まだ自覚症状はありませんが、腎機能が悪化し始めると、元に戻すことは難しくなりますので、なるべく早いうちに対応することが必要です。

 → 腎機能が低下するまでは、血糖コントロール、血圧コントロール、塩分を控えることで改善することもできます。

腎機能が低下してきたら、悪化のスピードを落とすために、たんぱく質を摂り過ぎないように気を付ける必要があります。

栄養指導を受けることをお薦めします。

 

【4期】 腎不全期です。尿を作る力が衰え、水分が十分出せずにむくんだり、老廃物を出せないために尿毒症になったり、不整脈を起こしたりするようになります。血液を作るホルモンが作れなくなって貧血になったりします。進行すると命にかかわります。

 → 糖尿病性腎症食という食事療法に切り替えます。しっかり塩分を控え、たんぱく質も控えます。エネルギーはある程度摂取しないといけないので、糖質や油の摂取量は以前より多くなります。難しい食事療法になりますので、必ず栄養指導を受けてください!最近は機能性食品や宅配食などで食事療法をしやすくなっています。栄養指導ではそのような便利な方法もご案内します。糖尿病内科と腎臓内科の併診が必要です。

 

【5期】 血液浄化療法(透析治療)をおこなう状態です。透析治療は命をつなぐ素晴らしい治療ですが、1日4時間、週3回通わなければならず、生活に制限もかかり、楽な治療ではありません。透析をしないで済むように、なるべく早い段階で、腎臓を守る治療に取り掛かりたいものです。

 → 透析のできる医療機関に定期通院が必要です。命を守るために必要な治療ですので、必ず通院を続けてください。

 

 

 

 

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