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血糖値があがりにくい食事【大宮】糖尿病

【埼玉県さいたま市大宮区】 ★大宮駅前の糖尿病内科★

【糖尿病と食事】田中名誉院長・女子栄養大学教授

●血糖値があがりにくい食事

①血糖値が上昇しにくい食べ物にはどんなものがありますか?

A:上昇しにくいのはGI値が低い食べ物ですが、糖尿病の重症度により上昇抑制の程度は異なります。

 各食品の血糖値の上昇度を指標化したものをGI値(グリセミック・インデックス)といいます。数値が低いほど血糖値が上昇しにくいといわれています。GI値は糖尿病のないひとを対象に指標化しており、糖尿病の人は重症度により上昇抑制の程度はことなりますが、食事療法に低GI値食を使用することは効果的です。

 

②血糖値の上昇を防ぐ栄養素にはどんなものがありますか?

A:食物繊維は食後の血糖値上昇を緩やかにします。

 野菜やきのこ、海藻等に多く含まれる食物繊維は、消化や吸収をゆっくりにし、血糖値の急上昇も抑えられると考えられております。食事の満足度が高まり、肥満の予防や解消にも良い効果があるため、糖尿病の人は十分に取りたい栄養素です。しかし、糖尿病の食事療法ではいろいろな栄養素をバランス良くとることが重要な前提となります。指示エネルギーの範囲内で食物繊維の多い食品を上手に選ぶようにしましょう。

 

③血糖値が上昇しにくい食事法はありますか?

A:よく噛んでゆっくり食べるのが効果的です。

 健康な人の場合、よく噛んで食べると、食後一時的に血糖値が高くなっても、低くなるのが早いという研究結果があります。早食いだと食事の満足感を感じる前におなかいっぱい食べてしまい、血糖値が急上昇しやすいだけでなく、食べすぎや肥満につながる食事になりやすいため、ゆっくり食べるよう心がけたいものです。食物繊維が豊富で噛みごたえのある玄米、根菜、豆、こんにゃくなどの食材を活用してはどうでしょう。

 

 

 

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